もともと今回の旅の目的の1つは釣り。
しかもチャンスがあれば400kgもあると言う世界最大の淡水エイを釣ろうと考えていました。
しかしそれは旅立つ前の夏の話し・・・・・・。
実際にアジアの地に降り立ち、大河・チャオプラヤー河で竿を振ってみると、ワンキャスト・ワンフック。
これは一投一魚と言う意味ではなく、一頭毎にゴミが必ず釣れると言う現実。
これには流石に閉口。
すっかり意気消沈したところで訪れた地元の市場で現地調査開始。
フムフム、釣り師にとって興味深い魚がたくさん並んでいるではありませんか! っと言う訳でさっそく路線変更。
ボクにとってはウエイトトレーニングとほぼ意味が同じな巨大な魚との格闘から、
「走る・キレる・飛ぶ」の三拍子が揃った小振りなゲームフィッシュへ。
狙いはズバリ、日本ではアカメの名前で知られる「バラマンディー」。
スズキの仲間でとにかく暴れん坊として知られる主に汽水域で暮らす魚です。
先ずはバラマンディーで有名なマレーシアのマラッカへ。
しかしここでは痛恨のボウズ (釣果無しを意味する釣り言葉です) 。
そしてクアラルンプールからバンコクへと滞在先が変わった今回、当初巨大淡水エイ狙いの予定で
協力してもらおうと思っていたガイド(この道24年の大ベテラン)に頼み、
バラマンディーの巣窟へと連れて行ってもらいました。結果はモチロン爆釣。
やっぱりどんな世界でもガイドに頼むのが一番!
地元の事は地元のプロが誰よりも良く知っていますよね。
それにしてもこのバラマンディー、とにもかくにも攻撃的で爆発的なパワーと、
超人的な跳躍力を伏せ持つなかなかのファイターでした。
そしてこれがまた食って良し。
その性格同様、曲がったところがなく、臭みやイヤな味のない実に素直で元気のある旨さでした。
今回の下見で地元ガイドの実力が確認出来たので、
次回は苦手な移動をチョットだけ我慢して奥地へ踏み込みモンスターにトライしようと思います!
TEXT by DANN
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