先日、サントリーの宣伝部の方よりお招きいただき
北杜市にある、サントリー白州蒸溜所の工場見学へ行ってきました。
まずは、サントリー南アルプス天然水の工場へ。
サントリーが製品を作るうえでの1番のこだわりである
自然環境を守ること、その大切な自然を次の世代に残すこと
そしてそれらを取り巻く環境問題や様々な活動などを中心に、
ガイドの方が丁寧に説明してくださいました。
クリーンでシステマティックな工場を見学した後、
南アルプス天然水(軟水)と硬水の飲み比べ。
当然のことながら、味は全然違います!
やっぱり南アルプス天然水がダントツに美味しい!
昔は、便秘を治すためにコントレックスとか飲んでたけど
あんまり好きになれなかったなぁ。今はもうその必要もないし
元々好きじゃないので、飲んでいませんが。
ちなみに最近我が家で1日2〜3本の割合で消費されている
南アルプス天然水スパークリングウォーターも、
こちらの小淵沢の工場で作られているそうです。
そして、試飲の時にいただいた、サントリー白州蒸留所ブランドのお菓子の美味しいこと!
このチョコレートはお土産に購入して帰りました。
森のレストランのテラス席で、つかの間のランチタイム休憩。
真っ昼間から白州のハイボールで乾杯!
ワインも日本酒もそうですが、やっぱり作られている場所で飲むお酒は
格別に美味しいですね!
ここからが本番(?!)、サントリーウイスキー工場見学です。
今回は品質担当マネージャーの佐野さんが工場内を案内してくださいました。
佐野さんも自転車乗りです!
一般の方は立ち入れない所まで入れさせてくれるとのことなので
この白いキャップを被ってみました。楽しみです!
まずは、原料となる二条大麦を発芽・乾燥させ、麦芽にさせたものを細かく砕き、
温水とともにこちらの仕込濾過槽に入れ、ゆっくりと濾過し、麦汁を作ります。
仕込濾過槽の中を覗かせてもらっているところ。
まだこの時点では、でんぷんが糖分に変わるだけなので
アルコール臭はしません。
お味噌の匂いがしました。
そして麦汁を発酵槽に移し、酵母を加えます。
先ほどの仕込濾過槽はステンレス製でしたが、こちらは木桶を使用しています
木桶は管理の面でデメリットもありますが、自然の乳酸菌などが働き、
ウイスキーに豊かな個性をつけるなど、メリットもたくさんあります。
ちなみにサントリーでは、ディスティラーズ酵母とエール酵母を使用しているそうです。
酵母を加えると、12〜3時間で泡がたちはじめ、
さらに発酵が進み50時間以上経過すると泡がなくなり、
72時間発酵すると、澄んだ液体「もろみ」となり、
アルコール度数は、7%ほどになるそうです。
発酵特有のフルーティーな甘い香りが、あたりにたちこめています。
この香り、大好き。
でも匂いだけで、酔っ払いそう。
こちらは貴重なショット。
空の木桶です。中はひんやり冷たい空気。
この数分後にパイプを通って、仕込濾過槽にあった麦汁が
勢いよく木桶の中へと流れてきました。
このシーンを見れるのは、なかなか珍しいそうです。
その次は、蒸溜です。
ガラス越しに蒸溜釜が見えますが、
特別に中のお部屋へ入れていただきました!
中は暑い!です!
サントリーでは、炎を直接あてる直火蒸溜を採用。
1200℃の直火をあて、蒸溜されているので、暑い!
初溜と再溜の2回の蒸留を経て、アルコール度数を70〜75%まであげます。
銅製のポットはその佇まいだけでも威厳があり、美しいアートのよう。
と言いつつ、タイの仏像を想像してしまった私(笑)。だってキラキラしてるんだもん!
ポットの形もストレート型、バルジ型、ランタン型と3種類あり、
白州はストレートとランタンを採用。山崎では、バルジ型を採用しています。
型によって、モルト原酒の個性も変わってくるそうです。
サントリーが持つ原酒には100品種あり、その4割が白州にあるとのこと。(残りは山崎)
ウイスキーの本場、スコットランドの蒸溜所では、もっとたくさんの種類のポット型があり
原酒の品種も膨大だそうです!
蒸溜までの行程を一通り見学させていただき、次の場所へ。
こちらは73年の創業当時に使われていたポット。
この当時はすべて、ランタン型だったのですね。
でも先っちょをカットしてみたり、色々と工夫を凝らしていたそうです。
(左の3番目)
サントリーのロゴも入って、素敵!
ライティングされて、美術館みたい!
ナパのワイナリーにもこんな雰囲気の場所がありました。
(ワインツアーブログがなかなか進みませんが・・・追って紹介したいと思います)
そして最後に貯蔵庫へ。
まずは数種類ある樽の説明から。
樽にもこんなに種類があるなんて!
ちなみに白州では、バーレルというものとホッグスヘッドという樽を使用。
ホッグスヘッドは、白州製樽工場で作られています。
すごいですね、樽まで作っちゃうなんて!
同じウイスキーでも詰める樽の種類によって、熟成後は味の異なるウイスキーに変化するそうです。
そしてさらに樽の中身を交換したり、ミックスしたりして
それが白州になったり、角になったり。
出来映えのよいものは、そのまま25年貯蔵されて「白州25年」になったり。
そんな繊細な味と香りの見極めをする「ブレンダー」というウイスキーの達人が
サントリーには現在7名いらっしゃるそうです。
決して機械では出来ない、日本人にしか出来ない、日本人の手による
日本のウイスキーがここにあるのですね!
74年製の樽を見つけ、記念撮影。
あっ、歳がバレますね。ま、いっか。
これは見本ですが・・・
元々樽にいっぱい貯蔵されたウイスキーは無色透明ですが、
1年に約2〜3%の割合で減っていき、
色は琥珀色に変化します。
25年ものになると最終的には、樽の半分くらいにまで
なってしまうそうです。
だから貴重で高価なんですね!
いや〜、ホント勉強になりました!
最後はお待ちかねの試飲タイム〜♡
まずは、白州ハイボールで乾いた喉をゴクっと潤してから
白州ウイスキーを堪能します。
白州、白州12年、白州18年。
それぞれ味も香りもまったく異なります。
さきほど見学させていただいたので
その違いも今までよりもさらに明確なものとなりました。
最後には、なんと特別に白州25年が登場!
香りがなんとも素晴しい!さすが25年の貫禄です。
ウイスキーをこんなにじっくり堪能したのは、初めて!
本当によい経験でした!
佐野さん、ありがとうございました!
今度は3719でウイスキー講座開いてくださいね!
よろしくお願いします!
そしてこんな素晴しい機会を与えてくださった菅野さん、
本当にありがとうございました!!!
写真もたくさん撮影してくださって、すみません!うれしかったです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
(帰りのあずさで、わたしは酔っぱらい爆睡してましたが、
男子2人はプレモル片手にボーイズトークに花を咲かせておりました)
ちなみに今回私達が案内していただいたのは特別ツアーでしたが
一般の方向けには、ウイスキー蒸溜所ガイドツアーというのが無料であります。(要予約)
また有料で様々なセミナーがありますので、ぜひコチラのホームページをチェックしてみてくださいね。
このブログで、だいぶ詳しく説明してしまいましたが
実際に行くと全然違います!
ぜひご自身の目と鼻と口で体験してみてください!
本当にオススメです!
というわけで、日本酒、ワイン、ウイスキーと工場制覇しましたので
次はビールに行きたいと思います。菅野さん、よろしくお願いします!(笑)。
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